papi139のブログ

観劇メモとか忘れたくないこと。

◆2023年7月22日 〜クロードと一緒に〜(京都)

今日は前楽。

いやだもうあと2回で終わってしまうなんて…行かないでクロードォ……

もともと京都は4公演しかないからあっという間に終わることは分かっていたけど、今回は夜公演のみということもあり、朝から昨日の公演を思い出しつつ日記書いたり、推しのブロマイドを眺めて一人でニヤニヤしたり、ご飯を食べがてら近くをプラプラ散歩したり、舞台までの時間もゆっくり味わいつつ楽しめたなぁと思う。

暑いのが苦手だからもともと観光するつもりはなかったんだけど、今回ふぉろわさんが共有してくださった美味しいお店リストのおかげで、めっちゃ京都を満喫できました。教えていただかなかったらたぶん毎日適当にコンビニ飯だったと思うので、本当にありがたかったです!

 

今日は京都公演で一番の良番(20番台)で、運よく下手正面寄りの最前列へ。ちょうど舞台の角が正面に来るお席。

京都の会場はいったん入場すると席を立つことが出来ないので、本当に静かな会場内で開演までじっと待つ事になる。これがすっっっっごく良かった。舞台観る時はもう毎回あれがいいな…(おトイレ心配問題はありつつ)

 

私は毎回入場する時点でスマホの電源を切っていたので、座ってから40分くらいただひたすらあの空間を眺めていた。立ち込める甘い匂い、天井から差すやわらかい光、空調の音、外から聞こえるかすかな声、外の明かりを遮断する為に鉄の扉を閉める音、女性の声のアナウンス、警護官が歩く気配、声、そして舞台にうっすらと青い光が降り注ぎ、暗転。

 

彼が歩いてくる。ものすごく近い。手を伸ばしたら触れられそう(たぶん実際は届かないけど体感的に)

横浜公演を通して初めての最前列だったけれど、目の前になにもない状態で見るとこんなに心許ないのかと驚いた。もう防御するものがないというか、何もかもが全部自分に押し寄せてくる感じ。途中酸欠になるかと思う程、本当に苦しかった。

終幕後あまりに息苦しすぎて、すぐに外に出て来てしまったほどだった。こんなこと初めてだった。

 

その分、過去最高の没入体験を味わえたと思う。見える角度も最高すぎた。舞台を包むあの空間全体が世界の全てで、自分もその中にいて完全に一体化してるみたいな。

特に「人生最高のシャワーだった」っていうシーン、目の前でその台詞を言っているイーヴの汗が、本当にシャワーを浴びてるみたいに頭から首筋までダラダラと流れ落ちていて、赤い照明の名残が肌にまだ残ってるようにも見えて、重く光っていた。ものすごい実体感、そこにいる、これは本当に起きていることなんだって。

 

今までも同じシーンを観てきたけど、手が届きそうな場所でそれを見て、リアリティの極地というか、すぐそこでイーヴが生きてて、いま泣きながらクロードの血を洗い流してる、シャワーの湿度、音、血の匂い、まるで手触りがあるような生々しさだった。

最後に部屋から出て歩いていく時、汗と涙と鼻水でぐちゃぐちゃになってて、でも口許は癖になってしまった作り笑いなのかうっすら笑みを浮かべてる。なのに目からは涙がとめどなく流れて、ちょうど目の前を通り過ぎる時にくしゃって目元が歪んで「……ッ」て声にならない泣き声が、息遣いが漏れ聴こえてきてもう無理だった……最後ドアに消える直前も顔を覆っていたように見えた。

舞台上では一瞬ふっきれたような感じにも見えたけど、笑いながら泣いてるのをみてしまって、そうだよなそんな簡単な事じゃないよな……

 

気のせいかもしれないけど、今日は台詞のひとつひとつを丁寧に噛み締めるみたいに言っていたような気がした。反響も昨日より全然気にならなくて、あの高い天井に吸い込まれていくみたいに感じてむしろすごくよかった。

 

今日のイーヴと刑事との掛け合いのタイミング超最高すぎませんでした!?!?!殴り合ってるパンチがお互いガンガンヒットし合うというか、やべーーきもちーー!!!みたいな感覚がめっちゃあった。わたしが勝手にそう思ってるだけかもしれないけど。今日の神尾さん最高に好きだったな…

他にもすごいドウッてなってブワってしたとこあったけど、推しが好きすぎるという高ぶる感情を抑えながら見てたから記憶がない。でもそう感じたことはちゃんと覚えてるから、もうそれでいいや。

 

そして松田凌31歳、ちょっとほんとに肌艶良すぎて目が眩む……あんなに近くで見てもほっぺたツヤッツヤ……たぶん今回お化粧なんてしてないような。多少してたとしてもあれだけ汗かいて途中で顔も洗ってたら全部流れ落ちてるわ……それであのつやつやを保てる秘訣は何……本人曰く、バババババッ!!!ってしか化粧水つけてないのに?ほんとに31歳なの??

年齢なんてただの数字って誰かも言ってたけどちょっとびっくりしてしまう。照明当たってるっていうのもあるけど、頬骨のとこ常に光ってて、というか輪郭が常に発光しててもう本当に美しいんだよな…儚くて眩い。

たぶん今の体型(脂肪のつき具合)がより少年ぽさを感じさせるんだろうと思う。今の凌さんのスタイルめちゃくちゃ好きなんですよね。背中も腕もお尻もほどよく脂肪が乗ってて、やわらかだけど強靭さもあり……うーんよき(ソムリエ顔)

 

それからこれはずっと好きポイントなんだけど、基本的に足の爪先を内側に向けるようにしてるとこ、内股ではなくてちいさく縮こまるみたいな。意識してやっているのか自然とそうなっているのか分からないんだけど、あれほんとすごい、それだけで幼く見えてしまう。椅子の上に膝を抱えてぎゅって座るのもとてもすき。

キャロットケーキのレシピ〜のシーンもちょうど目の前で、ちょこんと座って目をキラキラさせて愛おしそうに話すのがあまりに可愛すぎて脳みそが爆発しました。

 

あと、もう最後なのでずーーーっと気になってたこと言ってしまうね(R15かも?なのでご注意ください)

 

 

 

 

 

胃が痛かった、ちょうど臍の下あたり、レンガブロックを飲み込んだみたいな痛みだった🧱って話なんですが。
胃って臍の下だっけ??ってずっと思ってて…鳩尾あたりじゃないのかなぁって。
それで、クロードと一晩で15回も飛んだんだとすると、そりゃあ前立腺のあたりが痛くなっても不思議じゃないよなって。

すみません医療知識があるわけじゃないので、ほんとの胃痛は臍の下だよ!かもだし、イーヴも的確にここって言えてるわけでもないよね、たぶん。この辺り~だし。

ただ、クロードの血を飲んだから実際に胃も痛くなったけど、感覚的には下腹部でクロードの名残を感じていたのかな、という想像をしてしまいました(個人の感想です)

※原著を翻訳して下さった方のお話では「15回も止めたんだ」となっているとのことで…!あれは15回も止めた先にあった爆発だったのだな…

 

そういえば、京都公演は基本的にカテコが1回だけだったな。今日は退席を促すアナウンスが流れた後も、改めて拍手が起こっていた。カテコがあって当然ではないし(特にクロードはなくてもいいのかもしれない)回数だって決められてる訳じゃないから1回だから残念とかでもない。ただ、客席からは拍手の大きさでしか本当に素晴らしかった!ありがとう!って感謝を伝えられないから、たくさんたくさん拍手をおくりたい。どれだけしても足りないけれど。

 

はーーーー舞台を観た後に、ひとりで色々思い出しながら浸るこの時間をほんとうに愛してる。

明日はいよいよ大千穐楽

終わって欲しくないけど、見届けたい。

 

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