今日は、ふぉろわさんがすごく素敵な写真をアップされていた馬車道ルートから行こうと決めていたので早めに出発。
大通りの角を曲がるとひっそりと公園が見えてくるのですが、実際に行ってみると何種類もの草花がゆったりと広がっていて、まるで外国のようでした。これはもうモントリオールに思いを馳せてしまう…
もしかしたらクロードとイーヴだって、なんでもない日に、天気が良いからって理由だけで外に出てふたりで並んで歩きながら、たまにクロードが花の名前を教えてあげたり、イーヴがこれは?これはなに?と聞いたり、そういうしあわ…ウゥッ…(妄想だけで泣けるオタク)
本当にめーーちゃくちゃ素敵なので、お時間あったらぜひに!
そして今日の公演ですが、
個人的には今まで観てきた中でも、一番と言っていいくらい感情が揺さぶられました。
ものすごいものをみてしまった………
イーヴのクロードへの愛、愛おしさ、もう二度と会えない、哀しみ、なぜ、どうして、こんなにも愛しているのに、なんで彼は僕のとなりにいない、知ってる、分からない、僕が、、、
イーヴの感情が洪水のように流れ込んできて、イーヴもぐしゃぐしゃに泣いてて、言葉に詰まって言おうとしても言えない、もどかしい、どうしてだ!!そういう感情まで体感してしまったような。
シャワーを浴びたあと、もう一度クロードを見た時、いままでとは違った動作をしたんですよね。
しばらくそこを、横たわるクロードをじっと見つめて、その時にいったいどう思ってたのか分からないけど、ねぇこんなにも美しい人よ、愛してる、愛してるって全身で叫ぶような顔でまたボロボロと泣いて、膝から崩れ落ちてもう一度クロードにそっと寄り添って、頬を寄せてキスをしてた。床に涙のあとが残るくらいに。
やーーもう本当にこちらも嗚咽が漏れそうなのを必死に堪えないといけないくらいに、マスクの下から涙ボタボタ落ちてくるくらい泣いてしまってしばらく立ち上がれなかった……最後列でよかった……なんか外に出ても涙が止まらなくて、目が潰れそうに眩しい日差しの中、しばらくフラフラ歩いてた。無音だったな。
カフェに入って、パスタ大盛を頼んで、やっと落ち着いたときに書いたメモ。
松田凌というひとから発せられる?引き寄せられる?わかんないけど、もうこの舞台に、板の上に全部がある、ここでおきたことが全てなんだ!!っていうような圧倒的なものを見せつけられたというか、うまくいえない、まだ心臓がバクバクしてる。
凌さんは「言葉にすると陳腐になってしまう」とよく言うけど、ほんとそれな!!となってる。イーヴもどの言葉もこの感情を表現するには正しくないみたいなことを言ってた、ほんとうにもどかしいけど、なんとか表現したいけどむりだーーー生きててよかった、いまここにいてこの感覚を肌で感じられたこと、松田凌という役者に出会えたことの奇跡、ありがとうしかないはーーーーさいこうだーーーーー
読み返しても、ほんとそれなしかない(自分だけど)
今日ずっとイーヴポロポロ泣いてたな……
ガールフレンドの事を知った時も涙が溢れてて、でもクロードの日記に1ページじゃなく一行ごとに自分の名前があったって聞いた時も、ほらね、そうだよ、僕はちゃんと知ってたよみたいに微笑んで、また泣いてた。
あと「やっほー!僕だよ!」って駆け込んでくるやりとりをしてる時のイーヴがもうほんとうに幸せそうでそこでいつも泣いちゃう……やっほー!僕だよ!って駆け込んできたイーヴをクロードは両手を広げて出迎えて抱きしめてつむじにキスをしたりして、それで、ちょっとまって、先におしっこさせてよ僕漏れそうなんだ!とか言ってお風呂場のドアを開けたのかな‥‥んぁぁぁ
あと、今日は最後列だったのですぐ後ろが照明や音響さんのスペースで、そこに今回の台本がサラッと置いてあり、うぉおおみたいいいいとなりましたがちゃんと大人なので奥歯を噛み砕きながら横目で凝視しました。綺麗なうすみずいろの表紙でした。
どんな台本なんだろうな。特にト書きとかめちゃくちゃ気になりますよね…!
そんな感じでぐしゃぐしゃになったマチネでした。
これ夜もやるの??ほんとに??という気持ちのまま、あっという間にソワレ。
観る方も本当に体力精神力勝負なので、大盛パスタももちろん完食。何と勝負しているのか全くわからないけど、全部受け止めねば!ナウオアネバ!みたいな謎の使命感。
そうしてソワレが終わり、劇場出てきた後の第一声メモ。
もーーーーーーーーーーーーーなんなんだよぉおおおおおおおこんなものみせられてどうしろってんだよぉおおおおすごい、ほんとうに、どこまで生きるんだ彼を
生きてた、そこに彼が。すごい、ほんとにすごいや………はーーーーマチネとも全然ちがった全然だ
はーーーーーーーーーもーーーーーーーーー
もう謎の怒りさえ湧いてくる。すごすぎて。
ソワレでは、シャワーを浴びた後横たわる彼に寄り添って、ゆっくりと右腕をあげてスローモーションのように。そっと、そっと大切に彼の頬を撫でて、深いため息をひとつついて、やさしく目を閉じた。マチネはもっと顔を埋めて泣いているようだったと思う。
ソワレは微笑んでた。たまらなく愛おしいって顔をして。
「彼を……、彼を、愛しています」彼を、と2度繰り返した。「もう諦めるよ」と言った後も、机から離れる時もずっと目線はさっき目を閉じた彼を見ていた。
「だって……腐っちゃうって」と言う時も、ずっとずっと彼を見ていた。本当に、こころから愛おしそうに。部屋の外へ出て、廊下を歩いている時もずっとずっと横たわる彼から目線を離さなかったと思う。今までは前や上を見ていたけど、上手側までぐるりと回ってもなお、あんなにずっと彼から目を離さなかったことはなかった気がする。
彼がまだいたんだと思う、そこに。
いつもなら次の日に備えて帰りを急ぐのだけど、外に出たら目の前に広がる赤レンガ倉庫のオレンジ色の灯りがあまりに美しく、さっきまでいた舞台の世界の続きのようだった。なぜかどうにもそこから去りがたくて、まだまだ舞台の余韻に浸っていたくて、外のベンチでしばらくひとりでボーっとしてた。美しい夜、この夏の匂いと海から吹く風、忘れられないだろうなぁ。たくさん蚊に食われたけど、すごくいい時間だった。今日の気持ちを残しておきたくて何枚か写真を撮ったから、この日記にも。
今日はほんとうにすごかったな。
こんなに感情ってぐしゃぐしゃにされるものなの?
演劇って、舞台ってすごい。
現実ではないけれど、こんなにも熱を持って、愛おしいと感じる。
でも、本当にいま、この舞台に、この作品に出会えたことは自分にとって一生の宝物だと思う。
松田凌という俳優に出会えてから、なにものにも代えがたい、かけがえのないものをたくさんたくさんもらっている。
心から、ありがとうございます。
何も返せないのが残念でならないけれど、どうか最後まで彼を、イーヴを生き抜けますように。
そして、ごはんをたくさん食べて、健康第一で、ずっと笑っていてください。